敷金返還・賃貸退去の大きな節約。敷金返して貰ってますか？賃貸アパートや借家などを退居時に敷金返還問題で困ったらご覧ください。by内職！ネットで簡単内職

敷金返還・賃貸退去の大きな節約

引越しの際にはいろいろと出費がかさみますね。節約も副収入のうちだと思うのでここでは中村の不動産屋での事務員の経験と実体験を生かして賃貸アパートを引き払う場合の節約について紹介します。

具体的に言うと敷金（保証金）をいかにして満額返して貰うかといった事です。これは、中村も経験済みで１２万円ほどの節約になったし、友人にも教えて２０万円ほど節約になったので今すぐ引越しの予定がない方も読んでおいて損は無いと思います。

■賃貸物件からの引越しの場合は要注意

賃貸のアパートやマンションから退居するときには、当然、壊したり、汚したりしたものを元通りに直さなければならないでしょう。そのために多くの方が敷金（保証金）が返却されない場合が多いです。

ほとんどの場合、アパートを借りるときの賃貸契約書に退去のときは部屋を賃貸人の費用で原状回復（現状復帰）するものと書いてあります。でもちょっと待ってください。そもそも原状回復とはなんでしょう？

原状回復とは入居のときのピカピカの状態に戻すということではありません。もちろん入居者側の不注意で壊したり、汚したものは入居者側で元に戻さなくてはなりません。
しかし普通の生活をしていて、自然に汚れてきた壁紙や、日にやけた畳などについては、元に戻さなくて良いのです。
これは国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインの概要（PDF版）にも載っています。

バブルの去った今、不景気も手伝ってか、多くの大家や管理会社が、退居の際に、こうした汚損を指摘し、壁紙の貼り替え料や、清掃費、畳の表替えなどに、敷金を充てるので、敷金（保証金）は返却できないと言ってきます。

退去の立会いの際、知らないで言うなりにサインするとそのまま敷金（保証金）は戻ってきませんし、追徴金まで請求される場合も出てきます。

中村の場合、クロスも畳も通常、普通に生活していて自然に汚れた程度だったので本来ならこちら負担で貼り替えなくても良かったのですが落としどころも肝心です（笑）

なるべくもめないで済ませたかったのでクロスの貼り替え、畳の表替えは、承知しました。しかし管理会社のクロス貼り替えや畳の表替えの見積もり単価が高かったのでそれを言いました。退去の際のハウスクリーニングは自分たちできれいに掃除したので、請求からはずしてもらいました。

賃貸マンションに使ってあるクロスはAAの最低ラインのクロスがほとんどです。名古屋価格で内装業者に頼むと普通１平方メートルあたり８００円～１０００円でできるところ見積もりには１２００円で打ってありました。

７００円の業者を知っていたので広告を持っていって管理会社に言いました。管理会社は最初は裁判すると言ってましたが、最終的にはこちらの言うなりの見積もり価格に折れてイッキに１２万円下がりました。

中村は不動産屋で事務員をしていたことがあるので裏事情は知っていたし、同類の裁判で勤めていた不動産会社の社長が負けたこともその息子に聞いて知っていました。

息子の話だと、退去の時、見積もりでごねるのは、３人に１人だそうです。あとの２人は言うなりに敷金を没収されて悪くすると追徴金まで取られてしまうのでしょう。

ちなみにその息子も賃貸マンションに住んでいて退去の時は「徹底的にやったる！」と言っていました。同業者なのですが・・・（笑）

内幕を知らずにやみくもに請求が高いと言うのでは、返ってくる敷金の額が全然違ってきます。

不動産屋の事務員時代、退去時の見積もりも、中村が社長命令で内装業者の見積もりに金額を上乗せして打ち直していたのでクロスなどの相場単価も知っていました。がちょっとほっとしましたね（笑）

同じく中村は友人の退去の見積もりの時にも立ち会いました。
見積もりにやって来た管理会社の担当者は戸を開けた瞬間からすごい気合で保証金を返さないばかりか追徴金を取る気迫が充分でした・・・（（（(^_^;)

中村は「不動産関連の仕事をしているのでカラクリは知っている」とけん制をしておいてクリーニング代、壁紙代、畳の表替えに異議を言いました。

相手の感情を必要以上に損ねるのは得策ではないですし、「しょうがないな」とあきらめて会社に戻ってうまくまとめて貰うために「○○さんも仕事ですから・・・大変ですね。でも、ココとココは納得できません。」という言い方をしました。

結果、クリーニング代（こちらできれいに掃除するので負担なし）、壁紙代（1㎡＝700円）、畳の表替え（必要なし）となり、２０万円ほど下がりました。

他に知人に頼まれて（汚損が激しく、割合良心的な大家さんでリフォームをこちらで頼んでも良いという事だったので）安江工務店さんを紹介しました。結果、大家さんの見積もりより、５万円ほど下がりました。
だまっていると取られてしまうお金なのでこれも副収入のうちと言えるでしょう。

■ 退去時のポイント

退去の前に

一応、ガイドラインより賃貸契約書の内容が優先するので特約に注意して賃貸契約書の内容を読み返しておくと良いです。

原状回復というあいまいな表現でなく、具体的に「退去時に借主側が全面的にクロスなどの修繕費を負担すること」などの内容が書いてあり、且つその内容の説明を入居の契約締結時に充分受けている場合は不利となりますが、一方的に賃借人に不利益となるような特約は認められないという判例も有るので１度、無料の国民生活センター内からお住まいの地域の消費生活センターに相談してみる事をお勧めします。

退去時の立会い

退去時の立会いでは大家か管理会社の人が修繕する箇所をチェックします。
「身内に不動産屋がいるのでカラクリは知っている」とハッタリをかましておくのも良い方法だと思います。
ガイドラインや契約書の内容をふまえ、こちら負担で修繕する箇所に異議が有る場合は、その時に言っておきましょう。
もし裁判になっても小額訴訟（６０万円以下の訴訟）で即日解決で費用も１万円以下で可能です。

ただし、相手が「通常裁判でと」いってくる場合もあるので、あまりバトル姿勢にはならず、落としどころも肝心です。（普通はその前に相手が折れることが多いです。）

　修理代の明細書を送ってもらう

明細書の内容をチェックしてガイドラインと契約書の内容をふまえ、納得のいかないところは交渉しましょう。
それで解決しない場合は内容証明郵便を送るという流れになります。

　内容証明郵便を送る

交渉しても解決しない場合は内容証明郵便を送るという流れになります。
内容証明郵便は郵便配達員から相手先に直接手渡しとなりますが相手が受け取り拒否することもあるので同じ内容のものを普通郵便でも送ったという内容を末尾に書いておくと良いです。そして実際、普通郵便でも送っておきましょう。
内容証明郵便は裁判になった時の証拠になります。

裁判所の中か近くの郵便局から送るのも相手が消印を見て勝手に勘違いする場合があるのでプレッシャーをかけるという意味で効果があるのだとか。
この時点で相手が慌てて解決することも多いです。
それでだめなら小額訴訟という流れになります。

★ 内容証明お役立ちリンク

内容証明郵便の書き方、出し方、使い方、文例
電子内容証明郵便サービス

　小額訴訟

小額訴訟は６０万円以下の小額の訴訟で利用できます。
費用は１万円以下で即日解決です。
こちらに不備が無ければ敷金は全額返還もしくは和解で大部分が戻ってくることが多いようです。

稀に相手が通常裁判でと言ってくる場合もあります。
そうなると何回か裁判所に行かなければならないです。

引越し節約へ

★ 小額訴訟お役立ちリンク

小額訴訟制度
自分でできる法的手続き、小額訴訟　　　　　　

■ 原状回復のトラブルお役立ちリンク

■ 国民生活センター
　　「ご相談はコチラ」からお住まいの地域の消費生活センターに無料で相談できます。　　最近は敷金返還問題の相談も多数あるようです。

■ 敷金返還サポートセンター
　　初回メール相談無料で２４時間OKの法律事務所PACオフィス。実績多数

■ 原状回復の考え方（お部屋探しの達人）
　　原状回復の基本的な考え方がわかり易く解説されています。

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